カバヤ文庫が読める!

カバヤ文庫をご存知だろうか?

昭和27年8月3日,お菓子メーカーのカバヤ食品から登場したオマケ文庫のことである.
カバヤキャラメルという商品(当時10円)に付属する「文庫券」を50点分集めると,
必ずカバヤ文庫一冊がもらえるという,リピーター完全獲得(?)の画期的商法だ.

B6版サイズで150ページ程度のハードカバー・針金とじ.
昔の子どもじゃなくても,オマケでこんな豪華本をもらったらうれしくて読んでしまう
に違いない.

昭和29年まで,109冊が刊行されたらしい.今,このカバヤ文庫がデジタル化され,
無料で読むことができる.

デジタル岡山大百科という,岡山県の電子図書館ネットワークプロジェクトの一環で,
上記Webページから「静止画・文字コンテンツ」→「カバヤ文庫」をたどるとデジタル化
されたカバヤ文庫に出会える.カバヤ文庫で引くと,現在166件がヒットする.ゴミも
多少あるだろうが,109冊の刊行冊数を考えれば,ほぼ全冊デジタル化されているに
違いない(未確認).お子さんなどに読み聞かせするのにも困らないだろう.

もう冬だけど,夜長に歴史を紐解きながら昔の名著を読むのもオツなものではなかろうか?

ちなみに,利用にはDjVuプラグインが必要です(インストール等は超簡単).

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