寝坊情報処理

先日,向かいにお住まいの人のバイク発進音と共に,さわやかに目覚めました.

あー,よく寝た.うん?バイク音?彼とはいつも家を出るタイミングが同じくらいなのに,なんで自分はまだベッドの中?...枕元の時計をもぞもぞ...うーん.この時間は...

あ"ー!!! 完全寝坊!

それからは信じられないスピードで用意・用意・用意.チャリは立ちこぎ,道路は小走り,乗り継ぎはダッシュ.かなりヘロヘロになりましたが,なんとか予定時間に間に合いましたとさ.

しかし,人間大慌てで何かをしている時ってすばらしい情報処理能力を発揮していると思います.

今回にしてみても...

まず起きてすぐに外出するために必要な情報が一覧となって頭に浮かびます.それらが素早くソートされ,優先度が付けられ,場合によっては並列で処理されていきます.処理している最中も,いらない情報は消去され,忘れていた必要情報は加わり,その都度再ソート,そして実行されます.

例を挙げるならば,ひげは1日くらい剃らなくてもいいやとか,歯を磨きながら朝飲む薬を用意するとか,そういうレベルの話ですが^^

外に出ると,今度は最短ルート探索が始まります.いつもは「あまり車が通らないので自転車を走らせやすいがやや遠回り」な道を使って駅まで行きます.しかし,「車通りが激しいので自転車を走らせづらいがやや近道」な道を使ってみようかと考えるわけです.今回は新しい道を走るリスクを捨て,確実ないつもの道を選びましたが,このような選択も自転車を走らせながら処理されるわけです.

駅では,乗り換え駅に着いた際,どの車両に乗っていれば最も早く乗り換えできるかを考えて車両を選びます.また,車両の中でも到着駅ですぐ降りて歩き出せるように位置取りをします.ドア付近はぎゅうぎゅうになるのでキツいのですが,ガマンガマン…

車内では,チラチラとドア上の広告液晶に表示される時間を見ては,何時にどこにいそうだから,その時はどう振舞おうとシミュレーションを繰り返します.

目的地の最寄り駅に着いたら,また道の最短ルートの探索です.併せて,シミュレーションを実行に移します.

このように寝坊に対し様々な情報処理を施したことによって,結果,目的地には余裕の10分前到着を実現しました.なんと,通常よりも50分の圧縮に成功したことになります.

とまぁ,情報処理的には時間短縮ができてめでたしめでたしなんですが,こういう状況は何というか,非常に精神的な負担が大きい.毎回こんな感じでは疲れてしまいます.そこで,この処理フローになんとか,心の「ゆとり」というか「潤い」というか,そういう精神的な負担の少なさを表す係数を掛け合わせることで心に余裕を持ちつつも大慌てしている時のすばらしい情報処理能力が発揮できる行動パターンモデルのようなものが作れないものでしょうか.

てか,書いてて何を言いたいんだかわからなくなってきたぞ.

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